ペット(犬・猫)の飼い主必見!二酸化塩素系消毒剤・消臭剤の注意点まとめ

二酸化塩素

 インターネットで消毒剤や消臭剤を検索すると、〇〇化二酸化塩素、〇〇型二酸化塩素、〇〇二酸化塩素とたくさんの二酸化塩素系の商品がでてきます。

 ペット(犬・猫)やその他家庭の除菌・消臭対策としてこれらの商品を使っている人も多いのではないでしょうか?安全性が高い、消臭力が高い、あらゆる菌を除菌できるという商品説明を見て、こんないい物があるんだ!知らなかったけど使ってみよう!と購入するのだと思います。

 これらの二酸化塩素系の商品の中には消費者に誤解を与える表現で説明し、販売しているものが多々あります。管理人はけっして二酸化塩素系の商品が悪いといっているわけではありません。現に二酸化塩素系の代表格であるクレベリンの除菌・消臭効果は素晴らしいと思っていますし、現在も愛用しています。

 しかしながら、それ以外の商品の多くで誤った説明や誤解を与える説明をしているものが非常に多いのです。それでは二酸化塩素系の商品を購入する際にどのような点に気をつければいいのかを説明していきたいと思います。

二酸化塩素とその他の二酸化塩素という名前がつくものは別物

 二酸化塩素系の商品の注意点を説明するにあたって、一番重要なのがこれです。他の全てを忘れてもらっても結構ですのでこれだけは覚えておいてください。二酸化塩素と〇〇化二酸化塩素、〇〇型二酸化塩素、〇〇二酸化塩素と呼ばれるものは全くの別物(詳しくは前駆体等)です

安定化二酸化塩素 愛知県学校薬剤師会資料抜粋

 ↑は愛知県学校薬剤師会の資料を抜粋したものですが、国民生活センターの資料にも同様のものがあったので転載したものでしょう。これは安定化二酸化塩素についての注意です。

 その他、〇〇型や〇〇等様々な名称がついていますが全て同様に二酸化塩素とは全くの別物なんです。それなのに二酸化塩素についての資料等の良い点を、二酸化塩素とは関係のない自商品に流用して説明、販売しているのです。

国民生活センター安全性に関する表示(抜粋)

 ↑は国民生活センターが収集した二酸化塩素、安定化二酸化塩素の商品を扱うメーカーの安全性に関する表示です。国民生活センターの見解としてはこれらの表示の多くは二酸化塩素についての安全性であり、なおかつ二酸化塩素単体に関するもので商品自体の安全性を保障するものではなく消費者に誤認を与えるおそれがあると懸念しています。

 〇〇〇二酸化塩素が主成分と表記している商品の説明に↑のような説明が書いてあり、なおかつそれらが二酸化塩素単体の説明である事を表示していないショップには要注意です(表示していたとしても関係のない二酸化塩素の説明を書く意味は分かりませんが)

 その他にも(①安定化二酸化塩素は岩塩でつくったものだから安全、②航空機事故の際複合型二酸化塩素が使用された、③2001年米国同時多発テロ時の炭疽菌テロ事件で殺菌・消毒に使用された等)ありえない説明をしているショップも多々あります。

 ①は岩塩=安定化二酸化塩素の成分である亜塩素酸塩と言いたいのでしょうか?でも亜塩素酸塩の代表格である亜塩素酸ナトリウムはぶどうや桃に使われている漂白剤で塩と同じではないですし、安定化二酸化塩素は岩塩からつくっているなんていう説明をすると消費者は普段食べている塩と同じと誤認しますよ。

・亜塩素酸ナトリウム・食品添加物|食品添加物の種類

 ②.③は安定化二酸化塩素に二酸化塩素の持つ強力な殺菌力はありませんからとてもではないですがそんな事に使えません。それらは全て二酸化塩素です(何を根拠にそんな事が言えるのか教えて欲しいくらいです)

 二酸化塩素は確かに強力な殺菌、消臭力を持つ非常に優秀な成分で、これからの研究、開発により殺菌・消臭の分野で先頭を走る存在になる可能性もあります。しかしながら、上で述べたように〇〇〇二酸化塩素等と称して二酸化塩素のメリットをあたかも自商品のメリットであるかのように説明し、さらに効果はそのままに安全性を高めた等と吹聴するメーカーが多すぎます。

 二酸化塩素を真面目に研究し、商品を開発しているメーカーは本当に迷惑している事だと思います。それから〇〇〇二酸化塩素を主成分と記載している商品で特に多いのがペット関連です。管理人もかなりの数の商品の説明を見ましたが、やはり一番多いのは二酸化塩素の特長の流用です。

 今回の記事はブログ等にたくさんの人が〇〇〇二酸化塩素の商品についての記事を書いており、それらの説明の多くでメーカーの説明を信じて〇〇〇二酸化塩素ではなく、二酸化塩素の特長を記載していた事に驚いた事が発端です。

 〇〇〇二酸化塩素の商品自体を否定するものではありませんが、国民生活センターが懸念していた通りに消費者に誤認を与えているのは確かです。消臭剤や消毒剤はペットや小さな子ども、お年寄り等も使うものなのでメーカー側もそういう点を考慮して商品説明をしてもらいたいものですね。

 最後にもう一度言いますが、管理人は二酸化塩素系の商品を全く否定していません。商品説明や使用方法に問題があるメーカー、ショップが多いと言っているだけです。その点だけは誤解しないでください。

(関連記事・サイト)

・二酸化塩素・安定化二酸化塩素を販売している企業様ですが、客観的で分かりやすいQ&Aです→二酸化塩素FAQ|有限会社ファイネックス

・二酸化塩素水溶液、発生装置を販売されている企業様で会社案内が的を射ています→会社案内|パスタライズ株式会社

・二酸化塩素-wikipedia

・二酸化塩素による除菌をうたった商品-部屋等で使う-国民生活センター