猫や犬の尿臭や生活臭を消すバイオ消臭剤の作り方

猫、犬、小動物等ペットの尿臭を消す消臭剤には二酸化塩素系、植物系、次亜塩素酸系、バイオ系等数多くの種類があります。

その中でも使っている人がそこそこ多いバイオ系消臭剤の安くて簡単な作り方をテレビ番組で紹介していました。

バイオ消臭剤は納豆菌、乳酸菌、酵母菌等の有用微生物群の力で悪臭を除去するメカニズムで安全性も高い点が評価できます。消臭以外にも土壌改良や排水の浄化等にも使われています。

作り方も他の消臭剤のように特別な生成装置が必要ないので誰でも簡単に、そして安く製造できる為に販売している企業も多いです。

バイオ消臭剤(2リットル分)を作るのに必要な材料

猫や犬の尿臭を消すバイオ消臭剤の作り方

①納豆1粒(ヌメリだけでもいい)

ドライイースト

②ドライイースト10g

ヨーグルト

③ヨーグルト100g

砂糖

④砂糖(三温糖等)60g

⑤温水(42℃程度)1リットル

・・・・・材料はこれだけです。

納豆はヌメリだけでもいいのでほぼ0円、ドライイーストが100円くらい、ヨーグルトは40円くらい、砂糖は20円くらい(黒糖なら40円くらい)、あとは水だけなので170円~180円くらいで材料は揃います。

バイオ消臭剤(2リットル分)の作り方

納豆の納豆菌、ドライイーストの酵母菌、ヨーグルトの乳酸菌等を適切な温度で砂糖(餌)を与えて増殖させます。

①全ての材料を2リットルの空ペットボトルに入れてよく振る。

②ペットボトルをプチプチ等の緩衝材で包んで1日程度保温する。これは30℃~40℃くらいが有用微生物にとって最も増殖しやすい環境だから。

③24時間後酸っぱくなっていれば上手に作れています。最後に水を足して2リットルにすれば完成。発酵すると泡立つので消泡剤を少し入れれば抑えられます。

製造時の注意点

・雑菌が混入しないようにする事

・発酵したガスでペットボトルが爆発する危険性がある為、培養するときはペットボトルのキャップを緩めておく事

・培養中は菌が上手く培養できなくなるのでペットボトルは絶対に振らない事

このようにとても安く簡単にバイオ消臭剤が作れます。

庭の砂利部分やアスファルトやコンクリートにこれを5~10倍に薄めて撒いたり、部屋の中でも気になる臭いにスプレイヤーでスプレーするとまずまず臭いが消えます。

ただしこの消臭剤自体がヨーグルトの臭いなのか納豆の臭いなのかは分かりませんが酸っぱい臭い(発酵臭)がするので苦手な人も多いかもしれませんが、時間が経てば消えていきます。

このバイオ消臭剤はマイエンザ(えひめAI)と言い、曽我部義明という方が愛媛県庁の経済労働部時代に開発しました。

しかし、このように素晴らしい技術を開発したのにこの方はこのバイオ消臭剤の特許をとらずに作り方を公開してしまいました。管理人のような俗物には理解できない事です。

その背景には坪田愛華ちゃんという一人の少女の描いた絵本との出会いがあったそうです。愛華ちゃんは地球環境を勉強して美しく豊かな地球と人間の未来を祈り、クリスマスの夜に「地球の秘密」という絵本を描き終え、その夜に小脳出血で倒れ12歳という若さでこの世を去りました。

曽我部先生は愛華ちゃんの美しい地球への想いが広がる事を願って「AI」という名前をいただき「えひめAI」と名付けたそうです。

今でもこの公開された作り方(一部を変えたりして)でたくさんの企業がこのバイオ消臭剤を販売しています(ただしオリジナルのえひめAIやマイエンザの名前は使えないので別の名前で販売)。自分でも簡単に安く作れるものなので作ってみてはどうでしょうか。

安く販売している店なら2L(2Lが作りやすいので多い)で1000円~2000円くらい(材料費的にはこれくらいが妥当)、高いところなら5000円くらい(これは利益とりすぎ)で販売している店もありますので自分で作れば得した気分になれるかもしれません。

・マイエンザ:MAIENZA マイエンザの開発者

MAIENZA(マイエンザ)の作り方

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