悪臭の主な成分

悪臭の主な成分

 上の表は悪臭を放つ代表的なものとそれに含まれる主な悪臭成分を簡単にまとめたものです。

 タバコに含まれる成分は3000種類とも4000種類とも言われており、その他のものに関しても多くの臭い成分が複合して悪臭を形成しています。化学の勉強をするわけではないので、それら全てを記載する必要はないと判断し本当に代表的な成分だけを抜き出しました。

 それではそれぞれの成分について簡単に説明します。

硫化水素

 空気より重く(比重1.1905)、無色、水によく溶け弱い酸性を示し、腐った卵に似た特徴的な強い刺激臭(腐卵臭とはそもそも硫化水素が主成分の臭いである)があり、目、皮膚、粘膜を刺激する有毒な気体である。悪臭防止法に基づく特定悪臭物質のひとつ。噴火口や硫黄泉などの臭いが「硫黄の臭い」と形容される場合があるが、硫黄は無臭であり、これは硫化水素の臭いをさしている。wikipedia-硫化水素-より抜粋

アンモニア

 アンモニア (ammonia) は分子式が NH3 で表される無機化合物。常温常圧では無色の気体で、特有の強い刺激臭を持つ。水に良く溶けるため、水溶液(アンモニア水)として使用されることも多い。wikipedia-アンモニア-より抜粋

 アンモニアは悪臭の代名詞のような成分ですね。特にイメージするのは尿。尿臭といえばアンモニアを連想する人も多いでしょう。悪臭を放つ物質によく含まれている厄介な成分です。

メチルメルカプタン

 メタンチオール (methanethiol) は化学式 CH3SH で表されるチオールの一種である。メチルメルカプタン (methyl mercaptan) とも呼ばれる。腐ったたまねぎのにおいがする無色の気体である。天然にはある種の種実類やチーズなどにも含まれ、ヒトや動物の血液、脳、およびその他の組織中にも存在する。動物の糞から放出される。また、口臭やの悪臭の成分のひとつである。wikipedia-メタンチオール-より抜粋

トリメチルアミン

 トリメチルアミン (trimethylamine) は有機化合物の一種で水に非常に溶けやすい。低濃度では魚臭、高濃度ではアンモニア状の臭気を有する。特定悪臭物質として、悪臭防止法の規制対象である。トリメチルアミンは魚が腐敗したときの臭いの原因の一つである。wikipedia-トリメチルアミン-より抜粋

酢酸エチル

 酢酸エチル (ethyl acetate) は独特の刺激臭のあるエステル系溶剤で劇物に指定されている。特定悪臭物質のひとつで刺激的なシンナーのような臭い。化学の授業では果実の匂いにも例えられ、人によっては良い匂いと思う人がいるかもしれない。しかしながらアンモニア等と同じく悪臭を放つ物質によく含まれている成分である。

 悪臭成分の代表的なものを挙げ、簡単に説明しましたが、その他にもアセトアルデヒド、イソ吉草酸、イソブタノール等多くの悪臭成分があります。それらを効率的に分解できる事が良い消臭剤の条件のひとつです。

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