光触媒系消臭剤

酸化チタン

光触媒とは、酸化チタンが紫外線を吸収した時、酸化還元反応が起こり、ウイルスや細菌などの有機物を分解する仕組みの事です。光触媒系の消臭剤はこの仕組みを利用した消臭剤です。

ただ、夢のエネルギー循環サイクルと言われている光触媒ですが、wikipediaにも書いてあるように現状光の波長等の問題で効率が低いのが課題です。

消臭剤に関しても光触媒系消臭剤は対象物質を長期間汚染防止、消臭可能ですが、動物尿やその他の濃度が高い悪臭にはほとんど効果がない穏やかな性質のものです。価格面でもありえない程の高額な商品が多く、管理人個人の感想としては今現在、光触媒系消臭剤に手を出す必要はないと思っています。

しかしながら現在、酸化チタンに窒素をドープしたり、異種金属をイオン注入する事により可視光を使えるようにする研究が行われているので近い将来強力な消臭力を持った光触媒系消臭剤が生まれるかもしれません。

商品的な特徴においても特筆するものは無く消臭、除菌を平均的にできるものと捉えて問題ないでしょう。強いて言えば上で述べたように対象物質を長期間汚染防止、消臭できる事だと思います。

光触媒と聞けば良いイメージがあると思います。確かに科学の最先端でこれから最も応用が期待できる技術のひとつだと管理人も思います。光触媒ガラスのように素晴らしい製品もでてきています。

けれども日本人が陥りやすい~だから良い商品というのは大きな間違いです。消臭剤としても優秀な製品ができるようにこれからの光触媒技術に期待しましょう。

最後にこの光触媒系消臭剤ですが、販売方法に疑問が残るショップが数店あります。他の商品を批判する点もよく見られますが、個人的にあまり他商品を批判して自分の商品を売ろうとするメーカーやショップは好きではありません。商品説明に関しても自商品の強みで勝負するメーカーやショップが好みです。

よく書かれているのが光触媒に使われている酸化チタンは安全で、次亜塩素酸や二酸化塩素等の塩素は危険とありますが、あまりに偏った書き方だと思いますので補足させてもらうと酸化チタンは発がん性があり、WHO(世界保健機関)でグループ2B(人に対して発がん性がある可能性があるもの)に分類されています。

光触媒系消臭剤は小さなものでも1個数千円する高額な商品が多いので、よほどのお金持ちか新しい物好きの方以外にはおすすめできません。次亜塩素酸系、二酸化塩素系、バイオ系で十分だと思います。バイオ系と同様、難しい商品程だまされやすいという事を忘れないでくださいね。

管理人おすすめの光触媒系消臭剤

ルネキャット使用「光触媒スプレー」

ルネキャット使用「光触媒スプレー」

最大の特徴は管理人が説明ページで書いた現状光の波長等の問題で効率が低いのが課題という点を酸化タングステンを使用し、可視光を使えるようにする事により解決しているという事です。

使ってみた感想ですが、確かに他の光触媒よりは効くような感じがしますが、やはり抜群とは言い難いのと、用途を細かく分け過ぎなので使える幅が狭い(後に用途を絞っています)ですね。ただ、価格も物凄く高いわけではない(安くはありません)ので興味がある方は試してみてください。

<商品詳細>
・ECOActy ・Rakuten ・Yahooショッピング


光触媒消臭剤ホルムバスターズHB-1

光触媒消臭剤ホルムバスターズHB-1

規格は300mLで、酸化チタンを使用した定番型です。主に布製品の消臭やVOC(ホルムアルデヒド等の揮発性有機化合物)の分解を説明しています。

使った感想としてはやはり可視光が使えていないのが残念ですね。紫外線を絶対的に必要としますので日当たりで効果が左右されます。価格は光触媒系の中では安価な部類に入るのでルネキャット使用「光触媒スプレー」同様、光触媒の消臭剤ってどんなものなのだろうと興味がある方にはおすすめです。

<商品詳細>
・Rakuten ・Yahooショッピング

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